仙台では正月にナメタカレイの煮つけを食べる風習があります。
私は物心ついたときからお正月にナメタカレイの煮つけを食べていました。
仙台では12月になるとナメタカレイが魚売り場にたくさんでてきます。
そして、お正月近い買い出しの時期になるとテレビでもナメタカレイの相場の話がでます。
ナメタカレイの煮つけはお正月に全国で食べるものだと思っていました。
ナメタカレイというのは、他の地方ではババガレイと呼ばれるところが多いようですね。
他のカレイよりもとろっとして脂がのっています。
子孫繁栄の縁起ものとして食べるので子持ちのナメタカレイを食べるのが基本ですね。
12月の初めごろはナメタカレイの値段もそんなに高くはないんですけど、お正月近くなるとどんどん値上がりします。
いわゆるお正月価格ですね。
お正月ピーク時で子持ちナメタカレイ1尾約3000円くらいします。
切り身で買っても500円以上するんですよ。
ものすごい贅沢品、ハレの日の食事なんですよね。
私は、それほどカレイの煮つけが好きなわけではないのでなくてもいいのですが、父が大好きなのでナメタカレイの煮つけはみますね。
ナメタカレイは高いので父の分だけ買うようになりました。
ナメタカレイの煮つけを食べなくなりましたが、それでもナメタカレイを見るとああ正月がくるんだなという気持ちになりますね。
北海道に住んでいた時は、確かに正月にナメタカレイの話はなかったですね。
仙台の人にとっては、ナメタカレイの煮つけを食べる食べないにかかわらず、ナメタカレイの存在を知っている人は多いのではないでしょうか。
まとめ
・仙台の正月料理にナメタカレイの煮つけがある
・12月になるとナメタカレイが魚売り場でたくさんでてくる
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